夫婦が協力してライフ・ワーク・バランスを実践していくためには、女性だけでなく、男性の家事・育児への参画が不可欠です。昨今、イクメンという言葉が浸透し、男性の参画意欲も高まりつつあるものの、働きながらの家事・育児はまだまだ大変な状況にあります。 仕事と家事・育児を両立させていくにはどうすれば良いか、“イクメン”をテーマに議論します。
基調講演「男が家事・育児、いいじゃないか!」 ◆講師 田中 俊之 (武蔵大学社会学部助教) 昭和50年生まれ。博士(社会学)。社会学・男性学・キャリア教育論を主な研究分野とする。著書に『男性学の新展開』(青弓社)、『男がつらいよ―絶望の時代の希望の男性学』(KADOKAWA)、『男が働かない、いいじゃないか!』(講談社プラスアルファ新書)など。「日本では“男”であることと“働く”ということとの結びつきがあまりにも強すぎる」と警鐘を鳴らしている男性学の第一人者。 パネルディスカッション「東京のフツメンがイクメンになるために」 ◆パネリスト(5名) 田中 俊之 (武蔵大学社会学部助教) 青野 慶久 (サイボウズ株式会社 代表取締役社長) 昭和46年生まれ。松下電工(現 パナソニック)を経て、平成9年愛媛県松山市でサイボウズを設立。社内のワークスタイル変革を推進し離職率を6分の1に低減するとともに、3児の父として3度の育児休暇を取得。総務省ワークスタイル変革プロジェクトの外部アドバイザーを務める。著書に『ちょいデキ!』(文春新書)、『チームのことだけ、考えた。』(ダイヤモンド社)など。 安藤 哲也 (NPO法人ファザーリング・ジャパン 代表理事) 昭和37年生まれ。出版社、IT企業など9回の転職を経て、平成18年に父親支援のNPO法人ファザーリング・ジャパンを設立。最近は、管理職養成事業の「イクボス」で企業・自治体での研修も多い。厚生労働省「イクメンプロジェクト推進チーム」顧問、にっぽん子育て応援団共同代表等も務める。著書に『パパの極意~仕事も育児も楽しむ生き方』(NHK出版)など。3児の父。 セイン カミュ (タレント) 1970(昭和45)年アメリカ・ニューヨーク州生まれ。父の仕事の関係で、幼少期から日本をはじめ世界各地で暮らす。アメリカの大学で演劇と文学を学び、日本に帰国、タレント活動を開始。以後テレビやラジオ、映画などでマルチタレントとして活躍。私生活では2男1女のイクメンとして奮闘中。著書に『ザ・イクメン』(三省堂)など。 水無田 気流 (社会学者・國學院大學経済学部教授) 昭和45年生まれ。詩人・社会学者。詩集に『音速平和』(中原中也賞)、『Z境』(晩翠賞)、評論に『シングルマザーの貧困』(光文社新書)、『「居場所」のない男、「時間」がない女』(日本経済新聞出版社)など。平成25年4月から27年3月まで朝日新聞新刊書評委員、平成27年4月から28年3月までNHK「News Web」ネットナビゲーターを務める。 ◆モデレーター 田中 和子 (リーママ プロジェクト リーダー) 平成10年大手広告会社入社。営業職第一線を駆け抜けた後、生活者共創をテーマに社内起業に参画しつつ、平成17年、20年、23年と3回出産。2男1女の母でもある。平成24年4月より、働くママのネットワーク「リーママ プロジェクト」を主催し、多くの企業の「リーママ」達とランチケーションを推進中。共著『リーママたちへ 働くママを元気にする30のコトバ』(角川書店)。
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