平成28年10月29日(土)13:30~16:30
当日の流れ
-オリエンテーション
-グループワーク①「キャリアを歩む上での壁や不安を吐き出そう」
-白河桃子さん講演(少子化ジャーナリスト、相模女子大客員教授)
-グループワーク②「これから”したいこと”を考えよう」
◆ 働く女性の応援プログラムが開講しました!
第1回「将来、ママになってもきちんと働いていたい!」 講師:白河桃子
参加者同士が繋がることで、より良い未来をつくってほしい
働く女性が自分らしい働き方や子供の育て方を考えるための「働く女性の応援プログラム」第1回は、ママになる前の女性が講演とグループワークを通じて、「将来、ママになってもきちんと働いていたい!」を実現するための具体的な行動を考え、見つけていく機会になりました。
開会の挨拶として、主催者である東京ウィメンズプラザの山口所長より、「ここに集まったみなさんが繋がり、女性が働き続けられるようなステキな未来をつくってほしい」とエールが送られ、プログラムがスタートしました。
続いては、参加者同士の自己紹介タイム!隣に座っている人との共通点を3つ探すゲームで、お互いに交流を深めました。


いつ結婚したら良いの?
自己紹介の後は、早速プログラムの本題に突入。グループワークを通して、日頃抱いている不安や悩みをひとりひとり吐き出して共有しました。 ワーク冒頭で作成した、“自分が理想とするライフとワークの設計図”をもとに、実現するにあたって生じるモヤモヤを言葉に落とし込んでいきました。
「結婚と出産ってどのタイミングでしたら良いの?」「仕事・家事・子育ては、わたしにも両立できるの?」「このまま働き続けた方が良いの?」など、”仕事・家事・子育て”はハードルが高いと感じている方が多く見受けられました。


働く覚悟を決めよう!
個人が抱える不安や悩みを解決する糸口を見つけるため、少子化ジャーナリストとして活躍されている白河桃子さんの講演が始まりました。
「働く覚悟を決めると、人生は楽になる」という言葉から始まり、女性が働くメリットを社会情勢と交えながらご説明いただきました。「男性に人生を委ねるのではなく、女性自身で稼いで将来を設計できるようになることは、自分の人生を生きる上でとても重要」という言葉にハッと気づかされる方も多かったようです。
また、仕事と子育ての両立については、両立する人の割合は現在50%を超えているので、出産しても働き続ける人はどんどん増えてきていると言及。ただ、仕事と子育ての両立を考えた場合、出産前から女性自身が「一緒に働いて、一緒に育てたい。(共働き共育て)」と男性に意思表示することが大切とのこと。そして男性はもちろん、地域、仕事仲間、パパ友、ママ友、保育園の先生、祖父母など、周りの協力を得ながら子育てしていくことがこれからの時代には大切であると話されました。


結婚や出産も目標を決めて動きたい!
白河さんの講演を受け、前半のグループワークで出た不安や悩みの解決策を考える時間です。
理想的なアイデア(解決策)でもOKというルールのもと、自由に意見を出し合うことで参加者の表情もどんどん明るく変化していきました。
最後は、そのステキな解決策を基に“Voice for Tokyo(~のために~したい!)”として、未来の東京に向けた私たちの声とそのために自分がとれるアクション」に各自落とし込み、発表し合いました。
<Voice for Tokyo(一部)>
・3年以内に結婚して子供を産み育てていくために、目標に見合った行動をしていきたい!
・社会に有益な女性労働力をつくるために、男女ともに働き方を効率的にしたい!
・自分が理想とするキャリアを選ぶために、意識的にライフもワークも具体化して設計したい!
自分自身を含め、社会全体の流れも変えたいと宣言してくれる方もいらっしゃいました。講師による新しい視点を得て、さらには同じような不安や悩みを抱えている仲間に出会うことで、みなさん前向きな考えになったようです。

アンケート感想(一部)
・モヤモヤを書き出すだけでなく、解決策を出し合ったのが良かった。
・自分では思いつかなかったこと、実際にその立場でないと考えが及ばないことを多く知ることができた。
・1人で抱えこまず、周囲の人や、時には社会に対しても声をあげていくことが大切なのだと感じた。
・結婚後、仕事を続けるか辞めるか悩んでいたけれど、“うっかり離職”の危険性を知り、まずは今の仕事を続けながら妊活と子育てをしたいと思った。
・社会の流れなどを知ることができ良かった。
・働き続けることの重要性がわかった。
・同じ悩みを抱えた女性や、また全然違う悩みを抱えた人と色々な話ができて楽しかった。
・将来のことは自分の意識次第でどうにでもなるんだなと思った。
▶▶第2回「ママになったけど、キャリアもちゃんと歩みたい!」 開催レポートはこちら