パパの育児応援塾の第2回は、ダイアモンド✡ユカイさんが登場!ユカイファンのパパを含む計36名の受講生が拍手でお迎えしました。 ロックンローラーのユカイさんは、子育てもロック中。3人のお子さんの子育てに熱いパパです。この日は偶然、長女ニーナちゃんの6歳の誕生日と重なり、「お昼にお誕生日会をしてきました」とうれしそうに語る姿は、まさに「笑っている父親」でした。 第1回と同様、高祖常子さんのインタビューで進みます。ユカイさんの幼少期の思い出、不妊治療について、子供が誕生したときの喜び、愛娘との子育てライフ、双子の大変さなど、ユーモアを交えて愉快なトークが続きました。とりわけ、ご自身の母親と妻への愛情が伝わり、会場は温かな空気に包まれました。 著書『タネナシ』でも綴られていますが、子供が欲しいと願いながら叶わず、不妊治療のクリニックに妻の付き添いで行ったつもりが、自分の無精子症が原因だったと判明。「自分は男だ!強い!と思っていたのに……」と強いショックを受け、一時は妻と別れることも考えたそうです。その後、妻の心身への負担を心配しながらも治療を続け、女の子を授かったときは大感動。娘との生活が楽しくて、生き方が変わったとのこと。 夫婦の役割分担は「ロックンローラーなので夜は強い」と、夜間の授乳を担当。双子の授乳は2倍以上大変だった、と赤ちゃんのお世話をした当時を懐かく語っていました。得意の歌とギターで子守りをされている話も楽しそうでした。 受講者との質問タイムでは、『タネナシ』を読んだのがきっかけで不妊治療を始めたというパパから、感謝の言葉がありました。また、妻がユカイさんの大ファン!というパパからは「子供を怒るときに気をつけていることは?」と質問があり、アメリカで研究が進んでいる隔離(タイムアウト)について解説がありました。「試してみたい!」とアンケートに回答するパパが沢山いました。 最後に、ユカイさんから「子供から生きる意味を教えてもらっている。ロックンローラーは天涯孤独でいいと思っていたが、子供からアガペー(真の愛)の意味を教わった。妻との関わり、子供との関わり、自分の親との関わり。学べることばかり。」とメッセージが贈られ、拍手とともに笑顔で退場されました。 ユカイさんの子育てトークの前後は、ファザーリング・ジャパンの東さんによるワークショップが行われました。前段は夫婦パートナーシップに関するミニレクチャーで、夫婦喧嘩のきっかけになる地雷ワード(例えば「手伝おうか」という言葉はNG)などについて講義があり、グループで話し合いました。 ユカイさんのトークの後は「パパ・スイッチ」に関するワークです。男性は女性と違い、妊娠から出産まで親になる体感がありません。赤ちゃんの子育て中や妻の妊娠中など様々なタイミングでパパ・スイッチが入り、父親になる自覚が芽生えるものです。グループ内でお互いに、“どんな時にパパ・スイッチが入ったか”、そして、“父親になって感じたこと”について語り合いました。 話し合いでは、妊娠を知らされた時、赤ちゃんを初めて抱き抱えた時、へその緒を切った時、2人目が生まれた時など、人それぞれでパパ・スイッチが入ったと紹介がありました。不妊治療経験のパパは、妊娠を知らされた時に強烈にスイッチが入ったとのこと。また、子どもが生まれた瞬間の話を初めて人前で話した参加者もいて、「帰ったら妻とも話してみます」という声があがりました。 “父親になって感じたこと”では、「自分一人ではないという自覚が生まれた」、「自分の親の気持ちを感じるようになった」「子どもや妻を何があっても守るという気持ちが湧いた」と語るパパの姿が多く見られました。 アンケート感想(一部) <ダイアモンド✡ユカイさんトーク>
<参加者同士のワークショップ>
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