パパの育児応援塾は、いよいよ最終回です。季節柄、家族の病気で欠席される方が多い中、受講者29名とファザーリング・ジャパン会員11名の合計40名のパパたちが集まりました。 初めに、パパの育児応援塾に参加する前と比べて「自分自身の意識と行動にどのような変化があったか」をテーマにふりかえるワークを行いました。 「今までは妻にお任せだったけど、学んだおかげで妻と育児の話をするようになった」「自分では育児をやっているつもりだったが、独りよがりだったと気づいた」「仕事も会社も関係なくパパ同士で育児の話をできる人が周りにいなかった。今回本当に楽しくて、これから地元でパパ友を作りたいと思うようになった」という声があがりました。 そして、本日の講師である安藤哲也さんの登場です。 ファザーリング・ジャパン代表理事の安藤さんは、厚生労働省イクメンプロジェクト座長など要職を歴任し、全国各地で年300回を超える講演をこなしています。今回の講義も、育児の話題にとどまらず、働き方改革や地域活動、将来の介護、定年後の人生など幅広いテーマで、パパたちの心を揺さぶる話がありました。 安藤さんは訴えます。 -これからは男女が働くのは当たり前になる。女性の活躍推進のためには、まず男性が変わらなければ。これからは、仕事も育児もできるハイブリッドなパパがスタンダードモデル。でも、男性の家事時間はほとんど変わっていない。父親の育児を取り巻く環境を変える必要がある。だから「イクボス」に取り組んでいるのです。パパたちもStaylongの働き方をやめて、家族との時間を大切にしよう。家族の絆はプライスレスなのだから。- 安藤さんが次々と繰り出すリアルな事例や刺激的なフレーズに、時に笑いが起こり、話が胸に刺さったように真剣に考えこむ表情も多かったです。 今回、安藤さんがとくに強調されたのは「寄せ鍋型ワーク・ライフ・バランス」。寄せ鍋は新しい具材が入ることで味が出るように、人生もいろんな要素を取り込んでいくことで味わいが深くなる。ワーク・ライフ・バランスは仕事と子育てのどちらを取るかといったトレードオフではなく、ハーモニー(調和)もしくはシナジー(相乗効果)でとらえたい。全てを完璧に行おうとしたりバランスを目指すのではなく、上手にブレンドしていくことで人生は豊かになる。 安藤さんの熱い講義にロックされ、パパとしての決意を固めた後は、最後のワークショップ「私のパパ宣言」へ移ります。これから父親として取り組みたい目標やスローガンを考えました。 「私のパパ宣言」をグループ内で紹介し合い、最後にグループの代表者が発表しました。 <私のパパ宣言>
今日で“パパの育児応援塾”は終了しましたが、父親ネットワークの活動は、むしろこれからが本番です。有志で同窓会も企画しており、パパ同士だけではなく、家族ぐるみの交流が広がるよう今後のパパたちの活躍にご期待ください。 アンケート感想(一部) <安藤さん講義>
<ワークショップ>
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